今回は「銀河英雄伝説」の第1話から第5話までの内容を要約してご紹介します。
第1話 永遠の夜の中で
宇宙歴796年、帝国歴487年、専制政治を行う銀河帝国と共和主義を旗印にする自由惑星同盟との戦いは既に150年続いていた。
アスターテ会戦に向けて、艦隊を進める銀河帝国軍の指揮官ラインハルトは、自由惑星同盟軍にかつて「エル・ファシルの英雄」呼ばれたヤン・ウェンリーがいることを期待していた。
一方、提案した作戦内容を総司令官に却下されたヤン・ウェンリー准将は、帝国軍にラインハルトがいることで「何が起こるかわからない」と警戒していた。
そしてアスターテ会戦が始まる。数の上で自由惑星同盟が優位かと思われたが、ラインハルトの戦術により同盟軍の第4艦隊は敗退。ヤン・ウェンリー属する第2艦隊は、第4艦隊の救援に向かおうとするが時間的に間に合わない。続いて第6艦隊も壊滅状態に陥っていた。
第6艦隊の司令官は戦況が悪化する中、無謀にも戦闘を推し進め、銀河帝国の攻撃の前にあえなく全滅する。第6艦隊に乗船していたヤン・ウェンリーの親友ラップ少佐は戦死。ラップ少佐の手から、婚約者ジェシカの写真がこぼれ落ちる。
ラップ少佐の死を知らされ「無能な司令官の下では、どんな有能も役立たない。」
by アッテンボロー(声優:井上和彦さん)
戦艦内にある「タンクベッド」では1時間で8時間分の睡眠効果が得られます。これ欲しい。
第2話 アスターテ会戦
銀河帝国と自由惑星同盟の戦いを傍観するフェザーン自治領の五代目自治領主ルビンスキー。声優はルパン三世で次元大介役を担当されている小林清志さん。
第2艦隊の総司令官が負傷し、代わりに全艦隊の指揮を執ることになったヤン・ウェンリー。ラインハルトの戦略を見抜き、それを逆手に取り消耗戦に持ち込むことに成功。帝国軍側はラインハルトの指揮を無視し、同盟軍に沈められる船も出たことで、ラインハルトは撤退を決断する。
ラインハルトも副官キルヒアイスも、ヤン・ウェンリーの戦略に「さすが」と敬意を表し、アスターテ会戦は終結した。
同盟軍は「アスターテ会戦で大勝利をおさめた」と自国内で発表するが、実際のところ、アスターテ会戦での帝国軍の死者は15万人、同盟軍の死者はその10倍の150万人であった。
ラップ少佐の婚約者ジェシカは、戦死の報を受け、泣き崩れる。
実際には負けたけど、国民の士気維持のために「大勝利」と発表するのは、いつの時代も変わらないんだね。
ジェシカの声を担当されたのは小山茉美さん。ガンダムでキシリア・ザビ役、ガンダムSEED DESTINYでタリア・グラディス役を担当されました。
第3話 第十三艦隊誕生
アスターテ会戦が終結し、自由惑星同盟の首都ハイネセンポリスでは戦没者慰霊祭が行われた。ヤン・ウェンリーは仮病をかたって慰霊祭を欠席。
国防委員長のヨブ・トリューニヒトは、慰霊祭の追悼演説で「150万の将兵はなぜ死んだのか?」と問いかけ、テレビで中継を観ていたヤン・ウェンリーは「首脳部の作戦指示がまずかったからさ」と答える。
ファースト・ガンダムの、ガルマ・ザビの国葬でのギレンの演説で、似たような台詞が言われてますね。それをテレビ中継で観ていたシャアが「坊やだからさ」と答えるところも、雰囲気が似てますね。
慰霊祭に出席していたジェシカは、帝国との戦争を煽るトリューニヒトに反発を覚え、演説中のトリューニヒトを責め立てる。最初は誠実に対応する姿勢を見せていたトリューニヒトだが、ジェシカの糾弾を疎ましく感じ、慰霊祭の会場からジェシカを追い出してしまう。
ジェシカをトリューニヒトにとって邪魔な存在だと感じた憂国騎士団は、ジェシカを襲おうとするが、すんでのところでヤン・ウェンリーとアッテンボローが助け出し、ヤン・ウェンリーはトリューニヒトにジェシカの身の安全を保障させた。
憂国騎士団は、トリューニヒトの影の軍団と言われています。
翌日シトレ本部長に呼び出されたヤン・ウェンリーは、新たに第13艦隊が編成されること、その司令官に着任するよう言い渡され、中将に昇進、帝国軍が要所であるイゼルローン要塞を攻略する任務を命じられる。
トリューニヒト役の石塚運昇さん、「銀河英雄伝説 Die Neue These」ではメルカッツ役でご登場されてます。
第4話 帝国の残照
アスターテ会戦の功績が認められ、ラインハルトは帝国元帥に叙せられる。そこでキルヒアイスは義眼のオーベルシュタインと出会う。声優は塩沢兼人さん!
元帥に叙せられた後、ラインハルトとキルヒアイスはラインハルトの姉アンネローゼに、実に10年ぶりに会いに行く。
10年前、キルヒアイスの隣家に越してきたラインハルトとアンネローゼ。それをきっかけにラインハルトとキルヒアイスは友人になるが、ある日、突然アンネローゼが王宮に召し抱えられることになる。
アンネローゼは家族の生活のため、ラインハルトの未来のため、後宮に入る決心をし、キルヒアイスに「ラインハルトをよろしく」と頼む。
姉を取り戻すため、銃を手に王宮へ向かったラインハルトは、舞踏会でお祭り騒ぎをする貴族たちを見る。
帝国は反乱軍(自由惑星同盟)と戦争しているにもかかわらず、貴族たちは戦場に赴くこともなく、遊び暮らしていることを知ったラインハルトは、貴族を凌ぐ力、皇帝をも凌ぐ力が欲しいと、幼年学校に入学し、軍人になる決心をする。
アンネローゼの言葉を思い出したキルヒアイスも、ラインハルトと同じ道を進む決心をする。
第5話 カストロプ動乱
帝国の辺境惑星の領主カストロプ公マクシミリアンは、父であるカストロプ公オイゲンが生前の財務尚書時代に行っていた不正貯蓄を返還するように求められたがこれを拒否。討伐軍が差し向けられたが、惑星の衛星軌道上にはフェザーン経由で入手した「アルテミスの首飾り」を設置されており、討伐軍は全滅。
「アルテミスの首飾り」とは、衛星軌道上に設置された無人防衛システムで、惑星を囲むように人工衛星が点在、接近する敵艦に対して自動的に攻撃します。
ラインハルトは、平民や下級貴族から、ワーレン、ルッツ、ケンプ、ビッテンフェルト、メックリンガー、ミッターマイヤー、ロイエンタール(全員階級は中将)7名を艦隊司令官に登用、キルヒアイスを少将に昇進させた。そしてキルヒアイスにマクシミリアン討伐を任せる。
キルヒアイスは、難攻不落かと思われた「アルテミスの首飾り」を指向性ゼッフル粒子を使用して破壊。マクシミリアンに投降を呼びかけるが、マクシミリアンは部下の裏切りにあい殺害され、カストロプ動乱は終結した。
マクシミリアンを説得するためにカストロプ家に赴いていたマリーンドルフ伯爵は、一時捕らわれの身となっていたが、動乱終結により解放され、無事に娘のヒルダの許へ帰る。
キルヒアイスはこの功績により、中将に昇進した。
詳細が気になる方は
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