懐かしくなって、思わず観てしまったアニメ「BLOOD+」
「BLOOD+」とは
2005年放送のアニメで、主人公音無小夜(おとなしさや)が過酷な運命を背負いながら、双子の妹ディーヴァを倒すため戦うストーリー、全50話。
日本刀を手に翼手(よくしゅ:バンパイア的な、不死で高い再生能力を持つ生物)を斬って戦うアクション要素もありつつ、主人公だけでなく、登場人物の多くが抱える悲しい過去と運命など、胸を締め付けられる内容です。
そして悲しくて切ないけど、希望を感じさせるラスト。
沖縄を最初に始まった舞台は、ベトナム(ハノイ)、ロシア(エカテリンブルグ)、フランス(パリ、マルセイユ)、イギリス(ロンドン)、最後はアメリカ(ニューヨーク)と、世界中へと展開します。
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この作品には、原案となった映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」(2000年劇場公開)があります。
日本刀を操る謎めいたセーラー服の少女、ハイクオリティなデジタル映像は、多くのハリウッドのクリエイターから賞賛されました。
クエンティン・タランティーノ監督の作品、映画「キル・ビル」に、夕張GOGOというキャラクターが登場することになったのは、本作品にインスパイアされたためとも言われています。
人気男性声優さんが多数ご主演
この作品も、多くの人気声優さんがご出演されています。
簡単にキャラクター設定と担当された声優さんを一覧でご紹介します。
キャラクター名 | 声優名 | キャラクター設定 |
---|---|---|
音無小夜 | 喜多村英梨 | 主人公の女子高生。1年以上前の記憶がない。実は翼手の女王で、ディーヴァの双子の姉。「赤い盾」と共に翼手を殲滅するために戦う。 |
ハジ | 小西克幸 | 小夜のシュバリエ(小夜に従う者)。100年以上前から小夜の傍に付き従う。 |
宮城カイ | 吉野裕行 | 小夜と一緒に沖縄で暮らす家族。小夜との血の繋がりはない。 |
宮城リク | 矢島晶子 | 小夜と一緒に沖縄で暮らす家族。カイの実の弟。 |
宮城ジョージ | 大塚芳忠 | 事故で両親を失ったカイとリクの養父。1年前から小夜を引き取り育てている。 |
岡村昭宏 | 伊藤健太郎 | 沖縄の新聞記者。「翼手」事件を追ううち、小夜たちを助けることに。 |
謝花真央 | 小清水亜美 | カイの高校の同級生。カイに想いを寄せている。 |
ジョエル | 石田 彰 | 小夜とディーヴァを発見した初代ジョエルの末裔。翼手殲滅を目的とする組織「赤い盾」の長官。 |
デヴィッド | 小杉十郎太 | 「赤い盾」の構成員。父親である先代デヴィッドから引き継いだ。 |
ルイス | 長嶝高士 | 「赤い盾」の構成員。元CIA。料理が得意。 |
ジュリア | 甲斐田裕子 | 「赤い盾」のメディカル・スタッフ。 |
コリンズ | 梅津秀行 | 「赤い盾」のナンバー2。翼手の研究をしている。ジュリアの上司。 |
ディーヴァ | 矢島晶子 | 小夜の双子の妹。もう一人の翼手の女王。初代ジョエルに「動物園」内の塔に幽閉されていたが、小夜によって解放され、直後に人間を虐殺する。 |
アンシェル | 中田譲治 | ディーヴァの最初のシュバリエ。他人に擬態する能力がある。ゴールドスミス・ホールディングスの総帥。 |
ソロモン | 辻谷耕史 | ディーヴァの4番目のシュバリエ。医師を目指していた時、ディーヴァと出会い、シュバリエとなるが、小夜を愛するようになる。 |
カール (ファントム) | 佐々木望 | ディーヴァの5番目のシュバリエ。小夜に対して強い執着心を持つ。 |
ジェイムズ | 大川 透 | ディーヴァの6番目のシュバリエ。米海軍所属。 |
ネイサン | 藤原啓治 | ディーヴァの7番目のシュバリエ。ニューヨーク・メトロポリタンオペラハウスのプロデューサー。 |
ヴァン・アルジャーノ | 諏訪部順一 | 製薬会社サンクフレシュ・ファルマシーに所属。デルタ67の開発責任者。 |
モーゼス | 矢薙直樹 | シフ(ディーヴァの血を元に作られた人工的な翼手)のリーダー的存在。 |
カルマン | 野島健児 | シフの一人。激高しやすい性格の持ち主。 |
イレーヌ | 豊口めぐみ | シフの一人。カイと心を通わせるが…。 |
ルルゥ | 斎藤千和 | シフの一人。紆余曲折の末、最後まで生き残り、沖縄へ渡る。 |
ギー | 福山 潤 | シフの一人。最初にソーン(皮膚の亀裂)が現れ、亡くなってしまう。 |
2番目と3番目のディーヴァのシュバリエは?と思った方は、公式サイトの以下から詳細がご覧になれます
上に挙げた登場人物のほとんどが、辛い過去や悲しい運命を背負っています。
第6話「お父さんの手」での宮城ジョージ、第29話「呪われた血」でのイレーヌ、第32話「ボーイ・ミーツ・ガール」での宮城リク、彼らの最後は涙なしでは観られません。
この作品でハジ役の小西克幸さんのお声を認識しました。静かで落ち着いた口調の、少し低めのハジの声。「あなたがそれを望むなら」という台詞にしびれます。
最近は「鬼滅の刃」の宇随天元や「ゴールデンカムイ」の鯉登少尉など、テンション高めな役柄でのご活躍を耳にする機会が多く、ハジとはまた違う印象で、個人的には新鮮に感じます。
「BLEACH」で檜佐木修兵役と浅野啓吾役を担当されてますが、この振り幅が似た感じですかね。小西克幸さんの声優としての技術力の高さがうかがえます。
また、父親の意志を引き継いで「赤い盾」に参加した元軍人のデヴィッドの、真面目で硬質な感じに、小杉十郎太さんのお声がぴったりきます。
穏やかで物腰柔らかな美しい青年ソロモンの声も、辻谷耕史さんのお声がその雰囲気にぴったりで、うっとりと聞き惚れてしまいます。
気になるキャラクターがきっと見つかる!
全50話、沖縄を皮切りに世界中をめぐり、多くのキャラクターが登場する「BLOOD+」。
100年以上前に小夜と交わした約束を守るため、どんな時も小夜を見守り続けるハジ。
翼手の存在や赤い盾の戦い、永遠に年を取らずに生き続ける小夜とシュバリエになってしまった弟リクなど、受け入れがたい状況に直面しつつも、小夜に人としての日常を取り戻させたいと思うカイ。
初代ジョエルの意志を引き継ぎ、「赤い盾」を組織し、下半身不随になってもその信念を貫くジョエル。
自由奔放で自分の欲に正直なディーヴァ。本当は家族が欲しかっただけなのに、自分が求めるものが何かわからず、欲望のまま突き進む。
そんなディーヴァにシュバリエとして仕えながら、実のところ実験の対象としてみている研究者アンシェル。
ディーヴァのシュバリエでありながら、小夜を愛し、地位も権力も兄弟もディーヴァも捨てて、小夜と共に生きる道を選ぶソロモン。
小夜に殺されたはずなのに、実は死んでいない?!謎のシュバリエ、ネイサン。
シフとして生まれ、戦い、奪うことしか知らなかったモーゼス、カルマン、イレーヌ、ルルゥ。カイと知り合ったことで、少しずつ変化が…。
まだまだ魅力的なキャラクターがたくさん登場しますので、きっと感情移入できるお気に入りのキャラクターが見つかるはず。
まだ作品を観たことがない方は、是非ご視聴を!
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