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ネタバレ注意!アニメ「銀河英雄伝説」第6話から第10話までのあらすじ紹介

第6話「薔薇の騎士」

帝国軍の難攻不落の要塞「イゼルローン要塞」攻略

第6話「薔薇の騎士」では、帝国軍が誇る難攻不落の要塞「イゼルローン要塞」が舞台となります。

この要塞は、帝国軍のゼークト提督とシュトックハウゼン提督の二人が指揮しており、その最大の武器は、強力なレーザー砲「トールハンマー」です。

自由惑星同盟側としては、この巨大な要塞を攻略することが、戦局を大きく左右する重要な戦略目標となっています。

ヤン・ウェンリー、第13艦隊初任務に挑む

そんな中、第13艦隊の初代司令官に任命されたヤン・ウェンリーの初任務は、このイゼルローン要塞を攻略することでした。

しかし、彼が率いる第13艦隊は、敗残兵と新兵をかき集めた寄せ集め部隊であり、その規模は通常の艦隊の約半分と、非常に不利な状況でした。

ヤンは艦隊の結成式に寝坊して遅刻し、「死なないように戦い抜こう」と異例の挨拶で式を締めくくるなど、彼らしい自由な態度が垣間見られます。

式典後、ヤンはキャゼルヌと話している最中に、トリューニヒト直属の将校と「薔薇の騎士(ローゼンリッター)」の指揮官シェーンコップが揉めている場面に遭遇。

シェーンコップの対応力に感心したヤンは、彼の能力を見込み、キャゼルヌに依頼してローゼンリッターを自分の艦隊に配属させることを決めます。

作戦準備と副官フレデリカの配属

ヤンを補佐する副官には、士官学校を次席で卒業した優秀なフレデリカ・グリーンヒル中尉が配属され、ついにイゼルローン要塞攻略に向けた作戦が本格的に始動します。

ヤンは、外からの攻撃では要塞の攻略が難しいと判断し、内部に潜入するという大胆な戦略を立案。

その内部潜入作戦は、シェーンコップ率いるローゼンリッターに一任されます。

ヤンの真の目的とシェーンコップの覚悟

ヤンの本当の目的は、軍事的勝利だけでなく、帝国と自由惑星同盟との和平条約を締結し、長期的な平和を実現することでした。

この目的を知ったシェーンコップは、ヤンが単なる名声や地位を求めているわけではないことを理解し、作戦に納得して臨みます。

シェーンコップとローゼンリッターは、救援を求める同盟軍を装い、帝国軍との接触を図るところから作戦を開始します。

この内部潜入が成功するかどうかが、ヤンの戦略の成否を左右する重要な鍵となります。

第6話で流れたクラシックの名曲

第7話「イゼルローン攻略!」

ローゼンリッター、イゼルローン要塞に潜入成功

第7話「イゼルローン攻略!」では、自由惑星同盟の切り札であるローゼンリッター隊が、いよいよ帝国軍の難攻不落の要塞「イゼルローン要塞」に潜入します。

シェーンコップ率いるローゼンリッター隊は、味方を装い、帝国軍に救援を求めて接触を試みます。

同盟軍が要塞を無力化する極秘作戦を遂行するための重要情報を伝えたいと訴え、見事に潜入に成功しました。

彼らは隙をついてシュトックハウゼン提督を人質に取り、あっさりと降伏を引き出します。

帝国軍の提督の部下の一人が要塞のコンピューターをロックし、各ブロックを閉鎖し、要塞全体の機能を停止させようと試みますが、それが同盟軍にとってむしろ有利に働きます。

要塞の攻撃が完全に止まり、状況はますます自由惑星同盟に有利に展開していくのです。

ヤン・ウェンリーの冷静な指揮

要塞外で待機するヤン・ウェンリーは、シェーンコップがうまくやっていると信じ、冷静に状況を見守ります。

一方、イゼルローン要塞を占拠したという通信を受け取った帝国軍の駐留艦隊を指揮するゼークト提督は、オーベルシュタインの「これは罠だ」という忠告にもかかわらず、その通信内容を信じてしまいます。

彼は進軍を一時停止し、様子を見ることにしますが、その間にローゼンリッター隊は次々と帝国軍兵士を倒し、要塞内を完全に制圧していきます。

要塞の堅牢さを過信していた帝国軍兵士たちは、次々とローゼンリッターの前に倒れ、ついに要塞占拠の合図である「入港指示」がヤンたち同盟軍に伝えられます。

ゼークト提督の決断とヤンの戦略

入港指示の光を確認したゼークト提督は、帝国軍駐留艦隊に進軍を命じます。

しかし、オーベルシュタインは進軍が既に手遅れであることを見抜き、止めようとするものの、ゼークト提督はこれを無視してしまいます。

オーベルシュタインは提督の怒りを買い、艦隊を離脱することに。

一方で、要塞を完全に占拠したヤンたちは、要塞の強力な武器「トールハンマー」を使用して帝国軍駐留艦隊を迎撃。

千隻以上の艦隊が一瞬で壊滅します。これを目の当たりにしたシェーンコップは、「これは戦闘ではなく、虐殺だ」と呟き、ヤンも心の痛みを感じます。

ヤンは、帝国軍に「降伏するか、降伏が嫌であれば逃げろ。追撃はしない。」と寛大な提案をしますが、ゼークト提督は「イゼルローンに突入し、玉砕あるのみ」とこれを退け、トールハンマーの2射目を受けて戦死します。

「奇跡のヤン」誕生

この戦いにおいて、ヤンは味方に一人の犠牲者も出すことなく勝利を収めました。

この圧倒的な勝利により、ヤンは「奇跡のヤン」あるいは「魔術師ヤン」として、自由惑星同盟内で一躍英雄として称賛されることになります。

第7話で流れたクラシックの名曲

第8話「冷徹な義眼」

イゼルローン要塞奪取後の帝国軍とオーベルシュタインの動向

第8話「冷徹な義眼」では、自由惑星同盟にイゼルローン要塞を奪取された帝国軍の動きが描かれます。

戦局が大きく動く中、戦線を離脱した帝国軍のオーベルシュタインは、イゼルローン要塞の奪還自体はそれほど困難ではないと考えます。

しかし、彼は「誰がその任務を遂行すべきか」という点が最も重要であると冷静に分析します。

一方、ラインハルトは、帝国軍が敗北したのは、現実を直視せず、形式や体裁ばかりに囚われているからだと見抜いていました。

彼のもとには、ミッターマイヤーやロイエンタールといった優れた戦術家が揃っていたものの、ラインハルトは未だに強力な参謀役が不在であることを感じていました。

オーベルシュタインの登場と提案

そんな中、オーベルシュタインがラインハルトに面会を求めてきます。

オーベルシュタインは、両目を義眼にするほどの過酷な運命をたどった人物であり、自身の体験を語ります。

彼は、帝国の初代皇帝ルドルフ・ゴールデンバウム大帝が掲げた「弱者に生きる資格なし」という治世に生きていれば、自分は即刻抹殺されたであろうと述べます。

そして、現在のゴールデンバウム王朝は滅びるべきだという持論を展開します。

オーベルシュタインは自らに王朝を倒す力がないと認めながらも、新たな覇者の誕生には協力する意志があることを示し、その覇者こそがラインハルトであると強く主張します。

彼は、自分をラインハルトの「影」として、汚れ役を担う者として迎え入れてほしいと提案します。

ラインハルト、オーベルシュタインを参謀に迎える

宇宙の支配を目指すラインハルトは、軍事闘争だけでなく、政治や宮廷の権力闘争にも勝利しなければならないと考え始めていました。

オーベルシュタインの冷徹な知略を見抜いたラインハルトは、彼を参謀役として迎え入れることを決断します。

これにより、ラインハルトの野望はさらに一歩進むこととなります。

第9話「クロプシュトック事件」

フリードリヒ四世の孫娘の誕生祝いと陰謀

第9話「クロプシュトック事件」では、ブラウンシュバイク公爵邸で行われる皇帝フリードリヒ四世の孫娘、エリザベートの誕生祝いのパーティーを巡る陰謀が描かれます。

このパーティーには皇帝も出席予定でした。

この情報を聞きつけたクロプシュトック公爵は、祖先から伝わる名画をブラウンシュバイク公に献上し、パーティーへの参加を願い出ます。

しかし、これは単なる社交参加ではなく、皇帝フリードリヒ四世とブラウンシュバイク公を暗殺するという恐ろしい計画の一部でした。

クロプシュトック公爵は、自身の悲願を達成するため、このパーティーを利用しようとしていたのです。

爆弾を仕込んだ杖とキルヒアイスの疑念

クロプシュトック公は、19時に爆発する仕掛けを施した杖を手にブラウンシュバイク邸を訪れ、邸内にその杖を残してパーティーを後にします。

彼が杖を持たずに邸を出て行く姿を目撃したキルヒアイスは、何か不審な点に気付き、疑念を抱きます。

ところが、当の皇帝フリードリヒ四世は体調を崩してパーティーを欠席することになり、爆発するはずだった杖も偶然外へと運び出されてしまいます。

結果として、杖は外で爆発し、暗殺計画は未遂に終わりました。

ラインハルトもこの事件に巻き込まれそうになりますが、間一髪で難を逃れます。

クロプシュトック公の悲劇的な最期

クロプシュトック公爵は、30年以上にわたり社交界から遠ざけられていました。

帝位争いに敗れ、息子も亡くし、家督を継ぐ者がいない状況に追い込まれた彼にとって、今回の暗殺計画は長年の屈辱を晴らす最後のチャンスでした。

彼は、フリードリヒ四世とブラウンシュバイク公に一矢報いようとしましたが、その計画が失敗に終わったことを知ると、自らの屋敷に火を放ちます。

ラインハルトは、クロプシュトック公討伐を志願しますが、既にブラウンシュバイク公が討伐隊を指揮してクロプシュトック邸に向かっていました。

クロプシュトック公爵の運命は、ここで閉じられることになります。

第9話で流れたクラシックの名曲
第9話で流れたクラシックの名曲

第10話「ジェシカの戦い」

ヤン・ウェンリーの昇進と再会

第10話「ジェシカの戦い」では、ヤン・ウェンリーが中将に昇進し、士官学校の創立記念式典に出席するため、かつて自らが過ごした懐かしの地テルヌーゼンへと赴くところから物語が始まります。

空港に降り立ったヤンは、大勢の記者に囲まれますが、その中で国民平和会議支部長であるレイモンド・トリアチに握手を求められ、まるで彼を政治的に支持しているかのように報道されてしまいます。

この思いがけない出来事が、後に波紋を広げることとなります。

反戦市民連合とジェシカとの再会

一方、ヤンの旧友ジェシカは、反戦団体「反戦市民連合」に参加し、テルヌーゼンでの補欠選挙においてジェイムス・ソーンダイク議員を支援していました。

しかし、彼の対立候補がレイモンドであったため、ヤンとレイモンドの握手報道がジェシカたちの活動に悪影響を及ぼし、反戦市民連合は劣勢に立たされてしまいます。

そんな状況下、憂国騎士団による襲撃が発生し、反戦市民連合の支持者が危険にさらされます。

ヤンはその場に居合わせ、彼を助けたことで再びジェシカと再会。

二人はホテルへ帰る途中、士官学校の前を通り、ジェシカの婚約者であり戦死したラップのことや、彼らの出会い、ダンス・パーティーでの思い出を語り合います。

反戦市民連合の悲劇とジェシカの決断

その矢先、反戦市民連合の事務所で爆発テロが発生し、ジェイムス・ソーンダイク議員が命を落とします。

この悲劇を目の当たりにしたジェシカは、彼の支持者たちの期待を背負い、自ら選挙に立候補することを決意。

ジェシカは強い意志をもって選挙戦を戦い抜き、見事に圧倒的勝利を収めます。

彼女の勝利は、反戦の意思を示す大きな一歩となりました。

ヤン・ウェンリーの「共和政治への冒涜」発言

ジェシカの勝利後、ヤンは爆発テロについてインタビューを受け、「共和政治への冒涜」だと強く非難します。

この発言は、ヤンが民主主義や平和への思いを抱いていることを明確に示すものであり、彼の信念を浮き彫りにします。

自由惑星同盟の決断と新たな戦争の幕開け

しかし、この一方で、自由惑星同盟の最高評議会は、同盟軍による帝国領内への侵攻作戦を決定します。

ヤンが願う平和とは裏腹に、戦争の拡大が避けられない状況に陥りつつあります。

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